【4人家族に最適】給湯器の号数は24号で決まり?後悔しない機能選びの全知識

給湯器のトラブル

【4人家族に最適】給湯器の号数は24号で決まり?後悔しない機能選びの全知識

「4人家族になったけど、給湯器の号数ってどれを選べばいいの?」「20号と24号で迷っているけど、本当に24号も必要なの?」そんな疑問をお持ちではありませんか?給湯器は一度設置すると10年以上使う大切な設備。家族みんなが毎日快適に過ごすために、号数や機能選びで後悔したくないですよね。

この記事では、4人家族という視点に特化して、なぜ「24号」が最適な選択肢と言えるのか、その具体的な理由を徹底的に深掘りします。さらに、家族の入浴スタイルや将来のライフプランまで見据えた、後悔しないための「機能(オート/フルオート)」の選び方まで、専門家の視点から分かりやすく解説します。

この記事を読み終える頃には、あなたの家族にとって本当に必要な給湯器のスペックが明確になり、自信を持って最適な一台を選べるようになっています。

この記事を書いた人
  • お助け隊長ケン

    かつての苦いトラブル経験を原点に、水回りやガラスの修理から害虫駆除まで、暮らしのあらゆるSOSを徹底調査。優良業者選びの専門家として、あなたが「最適な一手」を見つけるための羅針盤となる情報だけを、中立的な視点でお届けします。


この記事の監修者
  • 佐藤 拓也/住宅設備コンサルタント(元・大手給湯器メーカー開発エンジニア)

    大手給湯器メーカーで15年間、高効率給湯器(エコジョーズ、エコキュート)の製品開発に従事。特にエコキュートの初期モデルから高圧給湯タイプの開発までを担当し、水圧と省エネ性能の両立を追求してきた。現在は独立し、年間100件以上の家庭に、特定のメーカーに偏らない中立的な立場から最適な給湯システムを提案するコンサルティングを提供。消費者庁の協力委員として、悪質な「点検商法」に関する注意喚起活動にも参画している。

なぜ4人家族の給湯器は「24号」が最適解と言われるのか?

なぜ4人家族の給湯器は「24号」が最適解と言われるのか?

👉 このパートをまとめると!
4人家族には、冬場にシャワーとキッチンで同時にお湯を使っても湯量が落ちない「24号」が断然おすすめ。20号では湯切れのリスクがあります。

給湯器の「号数」とは、「水温+25℃のお湯を1分間に何リットル出せるか」という能力を示す数字です。そして結論から言うと、4人家族のご家庭には「24号」を強く推奨します。

その最大の理由は、お湯を最も使う「冬場の朝」でも快適さを維持できるからです。例えば、冬場の朝、お父さんがシャワーを浴びている(約12L/分)間に、キッチンでお母さんが朝食の準備でお湯を使う(約5L/分)シーンを想像してみてください。

号数 1分間に出せるお湯の量 冬場の朝の状況
20号 20L/分 合計17L/分を使用。シャワーの勢いが弱まったり、お湯の温度が不安定になる可能性が高い。
24号 24L/分 合計17L/分を使用しても余裕あり。シャワーもキッチンも、ストレスなく快適にお湯を使える。

20号でも「なんとか使える」かもしれませんが、家族の誰かがお湯を使うたびにシャワーの勢いが弱まるのは、毎日のこととなると大きなストレスになります。「あと少しパワーがあれば…」と後悔しないためにも、初期投資が少し上がったとしても24号を選んでおくことが、10年間の快適な暮らしに繋がる賢い選択と言えるでしょう。

「子供の成長」を見越した号数選びの重要性

「子供の成長」を見越した号数選びの重要性

👉 このパートをまとめると!
子供の成長と共に、お湯の使用量は増加します。10年後を見据え、将来的に湯量不足で困らないよう余裕を持った号数選びが重要です。

給湯器を選ぶ際に見落としがちなのが、「子供の成長」という時間軸です。給湯器の寿命は約10年。今はお子様が小さくても、10年後には中学生や高校生になっています。

お子様が成長すると、以下のような理由でお湯の使用量は確実に増加します。

  • シャワーを浴びる時間が長くなる
  • 部活動などで朝シャンをするようになる
  • 家族それぞれの入浴時間がバラバラになる

「今は20号で十分かも」と感じても、5年後、10年後には「お湯が足りない…」という状況に陥る可能性は十分に考えられます。給湯器は簡単に交換できるものではありません。だからこそ、設置する時点で、10年後の家族のライフスタイルを想像し、余裕を持ったスペック(=24号)を選んでおくことが、将来の快適さを保証する上で非常に重要なのです。

4人家族の生活を劇的に変える「フルオート」という選択

4人家族の生活を劇的に変える「フルオート」という選択

👉 このパートをまとめると!
フルオート機能は、入浴時間がバラバラになりがちな4人家族に最適。「自動足し湯」でいつでも温かく、「配管自動洗浄」で清潔を保ちます。

号数と並んで4人家族の満足度を大きく左右するのが、「オート」と「フルオート」の機能の違いです。価格差は1万円〜2万円ほどですが、その差額を払う価値が「フルオート」には十分にあります。

特に4人家族の生活において、以下の2つの機能が日々の小さなストレスを解消してくれます。

  1. 自動足し湯機能
    4人家族だと、全員の入浴時間が揃うことは稀ですよね。最後にお風呂に入るお父さんの頃には、お湯がぬるくて量も減っている…なんてことはありませんか?フルオートなら、浴槽のお湯が減ると自動で設定水位までお湯を足し、保温運転をしてくれます。家族の誰もが、いつでも一番風呂のような快適さで入浴できます。
  2. 追いだき配管自動洗浄機能
    お風呂のお湯を抜くたびに、追いだき配管の中を新しいお湯で自動的に洗い流してくれる機能です。配管内に残った皮脂や汚れを排出してくれるため、いつでも清潔なお湯で入浴できます。特に小さなお子様がいるご家庭や、衛生面を気にする方にとっては、非常に安心できる機能と言えるでしょう。

「ボタン一つでお湯はりができれば十分」と考える「オート」も一つの選択ですが、毎日の入浴の快適性や衛生面、そして「お湯を足して!」といった家族間のやり取りがなくなることを考えれば、4人家族にとって「フルオート」は非常にコストパフォーマンスの高い投資です。

まとめ:10年後も後悔しないために、4人家族なら「24号・フルオート」を

まとめ:10年後も後悔しないために、4人家族なら「24号・フルオート」を

4人家族の給湯器選びについて、ポイントを絞って解説しました。

  • 号数:冬場の同時使用や子供の成長を考え、「24号」を選んでおけば安心。
  • 機能:家族みんなの快適性と衛生面を重視するなら、「フルオート」が断然おすすめ。

給湯器は、私たちの生活を根底から支える重要なインフラです。目先の価格だけで判断するのではなく、10年先までの家族の暮らしを見据えて、「湯量」と「快適性」に投資することが、結果的に最も満足度の高い選択に繋がります。この記事で得た知識を基に、自信を持ってあなたの家族に最適な一台を選んでください。

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