マンションの漏水を防ぐ!洗濯機周りと排水管のセルフメンテナンス術

水のトラブル

マンションの漏水を防ぐ!洗濯機周りと排水管のセルフメンテナンス術

「もう二度と、下の階の人に謝りに行くような事態は避けたい……」

マンションで一度でも水漏れを経験すると、その後の生活で水道を使うのが怖くなってしまう方も少なくありません。しかし、水漏れは決して「運」ではなく、日頃のわずかなメンテナンスで防げるものがほとんどです。

この記事では、マンション生活で最も漏水リスクが高い「洗濯機周り」と「排水管」に焦点を当て、自分ですぐに実践できる再発防止策をプロの視点で解説します。階下への被害を未然に防ぎ、安心して暮らすためのチェックリストとして活用してください。

この記事を書いた人
  • お助け隊長ケン

    かつての苦いトラブル経験を原点に、水回りやガラスの修理から害虫駆除まで、暮らしのあらゆるSOSを徹底調査。優良業者選びの専門家として、あなたが「最適な一手」を見つけるための羅針盤となる情報だけを、中立的な視点でお届けします。


この記事の監修者
  • 高橋 健司/住宅設備診断士 兼 テクニカルアドバイザー

    住宅設備診断士 兼 テクニカルアドバイザー。現場経験15年で、累計3,000件以上の給湯器や水回り設備のトラブル診断・修理に携わる。大手住宅設備メーカーで新人研修の講師を5年間担当した経験も持つ。現在は消費者向けウェブメディアで「安全な業者選び」に関するコラムを連載中。「読者の不安に寄り添い、専門的な内容をどこよりも分かりやすく解説すること」を信条とし、家庭の快適な暮らしを守るパートナーとしての視点を大切にしている。

1. 洗濯機周りの「3大チェックポイント」

マンションの漏水事故で最も頻度が高いのが洗濯機周りです。特に以下の3点は、今すぐ確認してください。

給水ホースの接続と劣化

蛇口とホースの接続部分に緩みがないか、ホース自体に亀裂が入っていないかを確認しましょう。ホースの寿命は一般的に5年〜10年と言われています。見た目に問題がなくても、硬化している場合は早めの交換が安心です。

洗濯機パンの清掃

洗濯機の下にある「パン」にホコリやゴミが溜まっていませんか?パンは万が一の漏水を受け止める最後の砦ですが、排水口が詰まっていると、溢れた水がそのまま床へ流れてしまいます。定期的に排水トラップを分解し、髪の毛や糸くずを取り除きましょう。

緊急止水弁付き水栓への交換

万が一ホースが外れた瞬間に、自動で水を止めてくれる「緊急止水弁(オートストップジョイント)」付きの蛇口への交換を強く推奨します。数千円の投資で、不在時の大惨事を防ぐことができます。

2. 排水管の詰まりを防ぐ「高圧洗浄」の重要性

マンション全体で実施される「定期的な雑排水管清掃(高圧洗浄)」、面倒だからと断っていませんか?

排水管の詰まりによる逆流は、自分だけでなく他の住戸にも甚大な被害を及ぼします。特にキッチンや洗面所の排水管には、油汚れや石鹸カスが蓄積し、徐々に管を細くしていきます。管理組合が手配する清掃は、必ず受けるようにしてください。

もし清掃を拒否したことが原因で漏水が発生した場合、あなたの「重過失」とみなされ、保険が適用されない、あるいは賠償責任が重くなるリスクがあります。

3. 日常でできる「漏水予兆」のセルフチェック

大きな事故になる前には、必ずと言っていいほど「予兆」があります。以下のサインを見逃さないでください。

  • 排水の流れが以前より悪くなった(ゴボゴボと音がする)
  • 洗面台やキッチンの収納内が、なんとなく湿っぽい、またはカビ臭い
  • 水道を使っていないのに、水道メーターのパイロットが回っている

これらのサインに気づいたら、すぐに管理会社や信頼できる水道業者に点検を依頼しましょう。初期段階での修理なら、数千円から数万円で済むことがほとんどです。

まとめ

マンションでの漏水防止は、特別な技術よりも「関心を持つこと」が第一歩です。洗濯機ホースの点検や排水口の清掃など、月1回、わずか5分のチェックが、あなたの大切な資産と近隣関係を守ります。

「備えあれば憂いなし」。今日からさっそく、洗濯機の下を覗いてみることから始めてみましょう。

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