不用品回収の「積み放題パック」で騙されないための計算式|平米・容積から適正価格を算出

ゴミのトラブル

不用品回収の「積み放題パック」で騙されないための計算式|平米・容積から適正価格を算出

不用品回収業者のサイトでよく目にする「軽トラ積み放題パック〇〇円」という表記。一見お得に見えますが、実はトラブルが最も多いプランでもあります。当日になって「荷物が載りきらない」「これは別料金」と言われ、予算を大幅にオーバーしてしまうケースが後を絶ちません。

業者の言い値に振り回されないためには、読者自身が「自分の荷物の容積(㎥)」と「パックの最大積載量」を数値で把握することが不可欠です。この記事では、平米や容積から適正価格を導き出す具体的な計算式と、業界の裏側にある料金構造を詳しく解説します。

この記事を書いた人
  • お助け隊長ケン

    かつての苦いトラブル経験を原点に、水回りやガラスの修理から害虫駆除まで、暮らしのあらゆるSOSを徹底調査。優良業者選びの専門家として、あなたが「最適な一手」を見つけるための羅針盤となる情報だけを、中立的な視点でお届けします。


この記事の監修者
  • 瀬戸口 健一(不用品回収・遺品整理コンサルタント)

    不用品回収・遺品整理コンサルタント。業界歴15年。自治体向けの不用品回収セミナー講師を務め、これまで3,000件以上の現場査定に携わる。業者の内情を知り尽くした「元・中の人」として、消費者が不当なトラブルに巻き込まれないための啓発活動を行っている。

1. 積み放題パックの正体は「容積(㎥)」で決まる

多くの人が「軽トラ1台分」という言葉を平面的な広さでイメージしてしまいますが、不用品回収の料金は「荷台にどれだけの体積(㎥:立方メートル)を積めるか」で決まります。軽トラックの荷台をコンテナに見立てた場合、法定の高さ制限などを考慮すると、実際に積める量は約2.5㎥〜3.0㎥程度です。

悪徳業者はこの「㎥」の概念を曖昧にし、当日になって「高さが超えているから追加料金」といった手法を使います。まずは、自分の荷物が何㎥あるのかを計算する習慣をつけましょう。

2. 誰でもできる!不用品の容積計算式

大きな家具や家電の容積を出す計算式は非常にシンプルです。

【計算式】幅(m) × 奥行(m) × 高さ(m) = 容積(㎥)

例えば、高さ1.8m、幅0.6m、奥行0.6mの冷蔵庫の場合:
1.8 × 0.6 × 0.6 = 0.648㎥ となります。

このように主要な大型家具の数値を足していき、合計がパックの規定量(例:軽トラなら2.5㎥)に収まるかを確認してください。合計が2.0㎥を超えているなら、隙間を埋める小物を考慮すると、軽トラパックでは「載りきらないリスク」が高いと判断できます。

3. 車種別・積み放題パックの「適正相場」一覧

容積がわかったら、次は市場の適正価格と比較しましょう。以下の表は、一般的な不用品回収業者の適正な料金相場です。

車両サイズ 積載容積の目安 適正料金相場
軽トラック 約2.5㎥ 15,000円〜25,000円
2tトラック(平) 約5.0㎥ 35,000円〜50,000円
2tトラック(箱) 約10.0㎥ 80,000円〜120,000円

相場より極端に安い(例:軽トラ5,000円〜)と謳っている業者は、作業費や処分費を別途請求する「おとり広告」の可能性が極めて高いため注意が必要です。

4. 「計算外」になりやすい3つの追加コスト

容積計算が完璧でも、以下の要素は「積み放題」の範囲外として追加料金が発生しやすいポイントです。

  • リサイクル家電料: 冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンは、運搬費とは別に法定のリサイクル料金がかかります。
  • 特殊作業費: 階段での運び出し(2階以上)、家具の解体、スタッフの増員など。
  • 特定品目の加算: タイヤ、消火器、金庫など、処分に手間がかかる物品。

まとめ:数値で交渉すれば、業者は嘘をつけない

不用品回収のトラブルの多くは「曖昧な約束」から生まれます。「だいたいこれくらい」ではなく、「私の荷物は合計3.2㎥あるので、2t平トラックのパックで収まりますよね?」と数値で問いかけてみてください。

このように具体的な容積を提示する客に対して、業者は強引な追加請求がしにくくなります。正しい計算式を武器に、納得のいく業者選びを実現しましょう。

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