不用品回収の「積み放題パック」で騙されないための計算式|平米・容積から適正価格を算出
不用品回収業者のサイトでよく目にする「軽トラ積み放題パック〇〇円」という表記。一見お得に見えますが、実はトラブルが最も多いプランでもあります。当日になって「荷物が載りきらない」「これは別料金」と言われ、予算を大幅にオーバーしてしまうケースが後を絶ちません。
業者の言い値に振り回されないためには、読者自身が「自分の荷物の容積(㎥)」と「パックの最大積載量」を数値で把握することが不可欠です。この記事では、平米や容積から適正価格を導き出す具体的な計算式と、業界の裏側にある料金構造を詳しく解説します。
1. 積み放題パックの正体は「容積(㎥)」で決まる
多くの人が「軽トラ1台分」という言葉を平面的な広さでイメージしてしまいますが、不用品回収の料金は「荷台にどれだけの体積(㎥:立方メートル)を積めるか」で決まります。軽トラックの荷台をコンテナに見立てた場合、法定の高さ制限などを考慮すると、実際に積める量は約2.5㎥〜3.0㎥程度です。
悪徳業者はこの「㎥」の概念を曖昧にし、当日になって「高さが超えているから追加料金」といった手法を使います。まずは、自分の荷物が何㎥あるのかを計算する習慣をつけましょう。
2. 誰でもできる!不用品の容積計算式
大きな家具や家電の容積を出す計算式は非常にシンプルです。
【計算式】幅(m) × 奥行(m) × 高さ(m) = 容積(㎥)
例えば、高さ1.8m、幅0.6m、奥行0.6mの冷蔵庫の場合:
1.8 × 0.6 × 0.6 = 0.648㎥ となります。
このように主要な大型家具の数値を足していき、合計がパックの規定量(例:軽トラなら2.5㎥)に収まるかを確認してください。合計が2.0㎥を超えているなら、隙間を埋める小物を考慮すると、軽トラパックでは「載りきらないリスク」が高いと判断できます。
3. 車種別・積み放題パックの「適正相場」一覧
容積がわかったら、次は市場の適正価格と比較しましょう。以下の表は、一般的な不用品回収業者の適正な料金相場です。
| 車両サイズ | 積載容積の目安 | 適正料金相場 |
|---|---|---|
| 軽トラック | 約2.5㎥ | 15,000円〜25,000円 |
| 2tトラック(平) | 約5.0㎥ | 35,000円〜50,000円 |
| 2tトラック(箱) | 約10.0㎥ | 80,000円〜120,000円 |
相場より極端に安い(例:軽トラ5,000円〜)と謳っている業者は、作業費や処分費を別途請求する「おとり広告」の可能性が極めて高いため注意が必要です。
4. 「計算外」になりやすい3つの追加コスト
容積計算が完璧でも、以下の要素は「積み放題」の範囲外として追加料金が発生しやすいポイントです。
- リサイクル家電料: 冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンは、運搬費とは別に法定のリサイクル料金がかかります。
- 特殊作業費: 階段での運び出し(2階以上)、家具の解体、スタッフの増員など。
- 特定品目の加算: タイヤ、消火器、金庫など、処分に手間がかかる物品。
まとめ:数値で交渉すれば、業者は嘘をつけない
不用品回収のトラブルの多くは「曖昧な約束」から生まれます。「だいたいこれくらい」ではなく、「私の荷物は合計3.2㎥あるので、2t平トラックのパックで収まりますよね?」と数値で問いかけてみてください。
このように具体的な容積を提示する客に対して、業者は強引な追加請求がしにくくなります。正しい計算式を武器に、納得のいく業者選びを実現しましょう。


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