キンライサーと正直屋を比較！安さの裏にある「保証の罠」と賢い選び方

「お湯が出ない！」
突然のエラーコード。シャワーも浴びられず、家族からの「まだ直らないの？」という視線が痛い。
上司から急な無茶振りをされた時のような、あの胃がキリキリする焦りを感じていませんか？

スマホで検索すれば「最大82%OFF」の文字が踊り、正直屋とキンライサーの広告が並ぶ。
「正直屋の方が数千円安いな。こっちにするか…いや、でも安すぎて大丈夫か？」
「キンライサーはCMで見るけど、広告費が乗って高いんじゃないか？」

ちょっと待ってください。その「数千円の差」だけで決めてしまうのが、一番危険な判断です。
元・施工管理者として断言しますが、給湯器交換で見るべきは「今日の支払額」ではありません。「10年間の安心料込みの総額」です。

この記事では、業界の裏側を知り尽くした私が、広告には書かれない「保証のカラクリ」と「施工リスク」を包み隠さず暴露します。
読み終える頃には、あなたがどちらを選ぶべきか、迷いは消えているはずです。

なぜ迷う？キンライサーと正直屋の決定的な違いは「運営モデル」

👉 このパートをまとめると！
キンライサーは品質重視の直営、正直屋は価格重視のFC。この構造の違いが全ての差を生みます。

なぜ、ネット上の口コミで「キンライサーは対応が良い」「正直屋は店舗によって最悪」といった差が生まれるのか。
それは、両社のビジネスモデル（背骨）が根本的に違うからです。

キンライサーは「中央集権型の直営モデル」です。
自社で巨大な倉庫を持ち、在庫を確保し、自社の研修を受けた職人（または厳選されたパートナー）が施工します。本部が全てをコントロールしているため、全国どこでも「80点〜100点」の品質が担保されます。

対して、正直屋は「地方分権型のフランチャイズ（FC）モデル」です。
「正直屋」という看板を掲げているのは、地元のリフォーム店や工務店です。本部は集客と部材供給を行いますが、実際の工事や顧客対応は各加盟店に一任されています。
つまり、「すごく親切で腕の良い加盟店」に当たることもあれば、「連絡が遅く施工が雑な加盟店」に当たることもある。 これがいわゆる「店舗ガチャ」の正体です。

キンライサーについてより詳しく知りたい方は、キンライサーの評判と口コミの真実も参考にしてください。

この構造的な違いを理解せずに「値段だけ」で選ぶと、万が一のトラブル時に「本部と加盟店のたらい回し」に遭うリスクがあるのです。

【価格の真実】正直屋は本当に安い？保証料込みの総額シミュレーション

👉 このパートをまとめると！
正直屋で10年保証を付けると追加費用がかかります。総額で見ればキンライサーとの差はないか、むしろ安くなります。

ここが今回の記事で最もお伝えしたいポイントです。
正直屋のサイトで「最大82%OFF」という数字を見て、「おっ、安い！」と飛びつこうとしていませんか？

ちょっと待ってください。その価格、「保証」が含まれていますか？

給湯器業界には「商品保証」と「工事保証」の2種類があります。
キンライサーは、この両方が「10年間無料」で標準付帯されています。
一方、正直屋の場合、工事保証は10年無料ですが、商品保証（本体の故障）はメーカー保証（通常1〜2年）のみが標準です。

給湯器は10年使うものです。2年で壊れることは稀ですが、7〜8年目には基盤やセンサーが故障しやすくなります。その時、保証が切れていれば、1回あたり3万〜5万円の修理費が飛んでいきます。
それを防ぐために正直屋で「10年商品保証」を付けようとすると、約18,333円（税込）〜の追加費用（延長保証料）がかかるのです。

では、この「隠れコスト」を含めて計算してみましょう。

表のタイトル: 【衝撃の事実】保証料込みの総額シミュレーション（24号オートタイプ・工事費込の想定例）

あわせて読みたい：
シミュレーションは「24号」の例ですが、ご家庭に最適なサイズは家族構成によって異なります。
【2025年版】給湯器の号数・種類の選び方！エコジョーズや機能の違いを専門家が徹底解説

いかがでしょうか。
表面上の価格では正直屋が1万円以上安く見えても、「同じ安心（10年保証）」を手に入れようとすると、価格が逆転するケースが多々あるのです。

あわせて読みたい：プロが解説：エコジョーズで元は取れる？10年間の総費用シミュレーションで後悔しない選び方

キンライサーでは、商品と工事の両方に10年間の無料保証がついています。保証期間中は修理回数の制限がなく、面倒な手続きも一切ありません。
出典: 安心の無料10年保証 – キンライサー – 株式会社キンライサー

スピード・評判・施工品質…プロ視点で徹底比較

👉 このパートをまとめると！
品質とスピードの安定感ならキンライサー。施工ガチャのリスクを許容できるなら正直屋です。

価格のカラクリが分かったところで、その他の重要な要素（スピード、品質、対応）をプロ視点で比較してみましょう。

表のタイトル: プロが判定！キンライサー vs 正直屋 徹底比較

正直屋を選ぶメリットがあるのは、「とにかく初期費用を1円でも削りたい」かつ「自分でリスク管理ができる」人です。
「保証はメーカー保証の2年で十分」「地元の加盟店の評判を自分で調べられる」という方なら、正直屋の安さは魅力的でしょう。

しかし、「施工不良の水漏れなんて絶対に嫌だ」「10年間は給湯器のことで悩みたくない」という慎重派のあなたには、キンライサー一択です。
自社施工・自社保証という「逃げも隠れもしない体制」にお金を払う価値は、十分にあります。

よくある質問（支払い・エリア・見積もり）

👉 このパートをまとめると！
写真見積もりやカード払いは両社対応。細かい条件は見積もり時に確認を。

最後に、契約直前によく聞かれる実務的な疑問にお答えします。

Q. 写真だけで正確な見積もりが出せるの？

A. 両社ともプロなので基本的には大丈夫です。
今の給湯器の型番、配管の状況、設置場所の写真を送れば、99%正確な見積もりが出ます。
特にキンライサーは写真見積もりの実績が豊富で、「提示後の追加請求なし」を明言しているので安心感があります。正直屋の場合、加盟店によっては現地調査を求められることもあります。

Q. クレジットカードやローンは使える？

A. 両社とも対応していますが、キンライサーの方が選択肢が広いです。
キンライサーはクレジットカード、銀行振込、コンビニ払い、ショッピングローン（最大180回）、さらにPayPayなどのQR決済にも対応しています。
正直屋も多くの店舗でカード対応していますが、FC加盟店によっては対応していない決済方法があるかもしれないので、事前の確認が必要です。

Q. 正直屋のエリア外でも来てくれる？

A. 近隣店舗があれば来てくれますが、出張費に注意が必要です。
正直屋は店舗数が多いのが強みですが、担当エリア外への出張には別途費用がかかるケースがあります。「安く済ませるつもりが、出張費で高くなった」とならないよう、見積もり時に必ず「出張費は込みですか？」と確認しましょう。

結論：あなたが選ぶべきはどっち？

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
最後に、もう一度整理しましょう。

• 正直屋がおすすめな人:
  • とにかく初期費用（イニシャルコスト）を最安にしたい。
  • 保証は最低限でいい、または自分で管理できる。
  • 地元の加盟店の評判をリサーチする時間がある。
• キンライサーがおすすめな人（佐藤さんにはこちらを強く推奨！）:
  • 「安物買いの銭失い」だけは絶対に避けたい。
  • 10年間、修理費用の心配を一切したくない。
  • 今日・明日にもお湯を使いたい（スピード重視）。
  • 面倒な手続きなしで、プロに丸投げして安心したい。

もしあなたが、「数千円の節約のために、施工不良や故障におびえる10年間」を過ごしたくないなら、答えは決まっています。
保証料込みの総額で見れば、キンライサーは決して高くありません。むしろ、その品質と安心感を含めれば「本当の最安値」と言えるでしょう。

まずは両社のWeb見積もり（無料）を取り、備考欄や電話で「商品保証を10年にした場合の総額はいくらですか？」と必ず聞いてください。
その一手間が、あなたの10年間の安心を守ります。

参考文献

• 安心の無料10年保証 – キンライサー
• 保証内容のご説明 – 正直屋
• 会社概要 – キンライサー
• 会社概要 – 正直屋