【給湯器エラーコード一覧】リンナイ・ノーリツ等の原因と対処法を専門家が解説

給湯器のリモコンに突然表示される「111」「140」「710」などの見慣れない数字。お湯が使えず、どう対処すればいいのか分からずお困りのことでしょう。しかし、慌てる必要はありません。エラーコードは、給湯器が不具合の原因を教えてくれるサインです。

この記事では、給湯器の主要なエラーコードについて、主要メーカー（リンナイ・ノーリツ・パロマなど）別に原因とご自身でできる対処法を一覧で分かりやすく解説します。専門業者を呼ぶべきかどうかの判断基準も明確になりますので、まずは落ち着いてこの記事を読み進めてください。

エラーコードが表示された時の初期対応

👉 このパートをまとめると！
エラーコードが表示されたら、まずコードを記録し、運転スイッチをOFF/ON。それでも消えなければ電源プラグを抜き差ししてリセットを試みます。

メーカーやエラー内容に関わらず、まず試すべき共通の初期対応があります。簡単な手順で復旧することも多いので、必ず試してください。

1. エラーコードを記録する
   スマートフォンで写真を撮るか、メモを取るなどして、表示されているエラーコードを正確に記録してください。後で業者に連絡する際に、この情報が非常に重要になります。
2. リモコンの運転スイッチを「切（OFF）」にし、再度「入（ON）」にする
   一時的なエラーであれば、リモコンのリセットだけで復旧することがあります。
3. 給湯器本体の電源プラグを抜き、30秒ほど待ってから再度差し込む
   リモコンのリセットで改善しない場合、給湯器本体の電源をリセットします。これにより、システムが再起動し、エラーが解消されることがあります。

【注意】これらの操作を試してもエラーが消えない、またはすぐに再発する場合は、機器内部に問題がある可能性が高いです。繰り返しリセットを行うと給湯器に負荷がかかるため、専門業者に点検を依頼してください。

主要メーカー別・給湯器エラーコード一覧と対処法

👉 このパートをまとめると！
エラーコードは数字で系統が決まっています。特に「111（点火不良）」や「140（温度異常）」は頻出。原因に応じて対処し、解決しない場合は専門家へ。

ここでは、特に家庭で多く使われているリンナイ、ノーリツ、パロマの3社について、頻出するエラーコードの原因と対処法を解説します。エラーコードの数字は、多くの場合メーカー間で意味が共通しています。

凍結が原因で表示されるエラーコード

冬場にエラーコードが表示された場合、給湯器内部や配管の凍結が原因となっていることがあります。特に、給水配管が凍結してお湯が作れず、結果として「111（点火不良）」などのエラーが表示されるケースは少なくありません。

もし凍結の疑いがある場合は、まず凍結への対処を優先してください。詳しい対処法については、こちらの記事で解説しています。

専門業者に依頼すべきケース

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リセットで復旧しない、エラーが頻発する、水漏れや異音がする場合は、迷わず専門業者に連絡してください。無理な対処は危険です。

ご自身での対処には限界があります。以下のような場合は、安全のためにも速やかに専門業者に点検を依頼してください。

• 初期対応のリセットを試してもエラーが全く消えない
• 一度は復旧するが、すぐに同じエラーが再発する
• 給湯器本体から水が漏れている
• 運転中に「ボンッ」という異音や、焦げ臭いにおいがする
• エラーコード「140」など、過熱や安全装置に関するエラーが繰り返し表示される

特に、水漏れや異音・異臭は、不完全燃焼やガス漏れといった重大な事故に繋がる危険性があります。 絶対に放置せず、すぐに専門業者に連絡してください。