📌 水道メーターで水漏れ?慌てないで!確認方法と応急処置《5
ステップ》
水道メーター付近で水漏れの疑いがあり、どう確認し対処すれば良いか分からずお困りではありませんか?この記事では、ご自身で水漏れを確認する具体的な手順を丁寧に解説していきます。
さらに、考えられる原因や、もしもの時の応急処置、そしてその後の適切な対応策まで順を追って理解できます。落ち着いて一つずつ対処し、被害を最小限に抑えるためのお手伝いをします。
この記事でわかること:
- 水道メーターを使った正確な水漏れの確認方法とチェックすべきポイント
- メーター周りの水漏れでよくある原因とその具体的な特定方法
- ご自身でできる応急処置と、専門業者に修理を依頼する際の判断基準
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✍️ まずは落ち着いて確認!水道メーターで水漏れをチェックする方法
「もしかして水漏れかも?」と不安に感じたら、まずはご自宅の水道メーターを確認してみましょう。特別な道具は必要なく、どなたでも簡単に行えるチェック方法です。
ここでは、水漏れの有無を正確に把握するためのステップと、水道メーターのどの部分に注目すれば良いのか、具体的なチェックポイントを分かりやすく順を追って解説します。
✅ Step 1: 家中の蛇口をすべて閉める
水漏れチェックを行う上での最初の基本は、宅内で一切水を使用していない状態を作り出すことです。キッチンやお風呂場、洗面所の蛇口はもちろん、トイレの洗浄レバーも触っていないか確認してください。
また、洗濯機用の水栓や、庭など屋外にある散水栓も見落としがちなので注意が必要です。給湯器も稼働中に水を使用していることがあるため、併せて確認しておくとより確実です。
✅ Step 2: 水道メーターの場所を確認する
水道メーターは、設置されている場所が住居のタイプによって異なります。一戸建ての場合は、一般的に敷地内の地面、例えば玄関の脇や駐車場の一角などにメーターボックスが埋設されています。
集合住宅、つまりマンションやアパートなどでは、各戸の玄関ドア横にあるパイプスペース内や、建物の1階部分の共用エリアに全戸分のメーターがまとめて設置されていることが多い傾向にあります。
一戸建てでは「量水器」や「水道メーター」と表示された蓋を探しましょう。集合住宅の場合は、ご自身の部屋番号が記されたメーターを確認します。もし場所が不明な場合は、管理人さんや管理会社に問い合わせてみてください。
✅ Step 3: 水道メーターの「パイロット」を見る
メーターボックスの蓋を開けたら、中にある水道メーターの盤面を注意深く確認します。ここで最も重要な部品が「パイロット」と呼ばれる部分です。
このパイロットは、銀色の星のような形をしていたり、あるいは赤い針のような形状であったりと、メーターの種類によって見た目が異なります。まずは落ち着いて、ご自宅のメーターのパイロットがどれかを確認しましょう。
家中の蛇口をしっかりと閉めて水を使っていない状態にもかかわらず、このパイロットが少しでもクルクルと回転していれば、残念ながらどこかで水漏れが発生している可能性が非常に高いと考えられます。
最近ではデジタル式のメーターも増えており、その場合は液晶画面に「漏水」という文字や、蛇口のマークなどが点滅して異常を知らせてくれるタイプもあります。ご自宅のメータータイプを確認しましょう。
▼ パイロットがゆっくり回る場合、どのくらいの水漏れ量?
パイロットが1回転することで示される漏水量は、お使いの水道メーターの種類によって異なりますが、一般的には数リットル程度の、ごく微量な水の流れも検知できるように設計されています。
例えば、もし1分間にパイロットがちょうど1回転する場合、計算上では1日で数リットルから、場合によっては数十リットルもの水が無駄に流れ出ている可能性があります。
このような微量な漏水であっても、長期間放置してしまうと水道料金に大きく影響を及ぼすことがあります。そのため、できる限り早い段階で発見し、対処することが重要です。
✅ Step 4: メーターボックス内や周辺もチェック
パイロットの回転を確認するのと同時に、水道メーター本体や、その前後に接続されている配管部分から水が滲み出ていないか、あるいはメーターボックスの内部に水が溜まっていないかどうかも確認しましょう。
特に気温が下がる冬場には、水道管やメーター自体が凍結し、それが原因で破損して水漏れを引き起こすケースも報告されています。ボックス内の状態も併せてチェックすることが大切です。
✍️ なぜ?水道メーター周りで水漏れが起こる主な原因
水道メーターのパイロットがクルクルと回転していたり、メーターボックスの中で水が漏れているのを発見したりした場合、次に気になるのは「一体どこから、そしてなぜ水漏れしているのか?」という点ではないでしょうか。
水漏れの原因をある程度特定することで、ご自身で対応できる範囲なのか、あるいは専門業者に依頼すべきなのか、その後の適切な対処法が見えてきます。ここでは代表的な原因とその見分け方を詳しく解説します。
✅ 原因1: 宅内のどこかの水栓・設備からの水漏れ
水道メーターのパイロットは回っているけれど、メーター本体やその周辺の配管には特に異常が見られない、という場合に最も多く考えられるのがこのケースです。つまり、水道メーターよりも家側のどこかで水漏れが起きている可能性が高い状態です。
具体的な場所としては、トイレのタンク内部品の故障が挙げられます。部品が劣化すると、便器内にチョロチョロと水が流れ続けてしまうことがあります。他にも、蛇口の内部にあるパッキンの劣化による水漏れも一般的です。
蛇口の先端からポタポタ水が垂れたり、ハンドルの根元から水が滲み出たりする場合は、パッキンの交換で直ることが多いです。また、給湯器やエコキュートといった給湯設備からの水漏れや、洗濯機の給水ホース接続部の緩みも確認してみましょう。
目に見えない壁の中や床下を通っている給水管や給湯管から水が漏れている場合もあり、この場合はご自身での特定や修理が難しくなります。異変を感じたら早めの対処が肝心です。
✨原因特定のためのヒント:止水栓を一つずつ閉めてみる
家中の蛇口をすべて閉めた状態でパイロットが回転している場合、トイレ、キッチン、洗面所など、各箇所にある専用の止水栓を一つずつ閉めてみましょう。特定の止水栓を閉めたときにパイロットの回転が止まれば、その箇所で水漏れが起きている可能性が高いと判断できます。
✅ 原因2: 水道メーター本体の故障・破損
非常に稀なケースではありますが、水道メーターそのものが故障したり、冬場の凍結などによって破損したりして、水漏れを引き起こすことがあります。この場合は、メーターボックス内に水が溜まっていたり、メーター本体から水が噴き出す、あるいは滲み出るといった症状が見られます。
ここで重要なポイントは、水道メーターの所有区分です。水道メーターは、多くの場合、お住まいの地域の水道局からお客様へ貸与されている設備です。そのため、メーター本体の自然故障による水漏れは、基本的に水道局の負担で修理または交換してもらえます。
もしメーター本体からの水漏れが疑われる場合は、ご自身で対処しようとせず、まずは管轄の水道局に連絡し、指示を仰ぐようにしてください。連絡先は検針票や水道局のウェブサイトで確認できます。
(参考:お住まいの地域の水道局公式サイトで、水道メーターの管理区分や連絡先をご確認ください。)
✅ 原因3: メーター前後の配管からの水漏れ
水道メーターと宅内へ引き込む給水管との接続部分や、あるいは水道メーターよりも手前(道路側)にある配管から水が漏れ出すことも、水漏れの原因として考えられます。この場合、どこから漏れているかによって責任範囲が異なります。
メーターよりも宅地側(家側)の配管からの水漏れは、残念ながら建物の所有者または使用者の管理区分となり、修理費用は自己負担となるのが一般的です。これには、メーターと家を繋ぐ給水管などが含まれます。
一方で、水道メーターよりも道路側(水道本管に近い側、一次側とも呼ばれます)の配管からの水漏れは、水道局の管理区分となります。この場合は、修理費用も水道局が負担します。メーターボックス内で水漏れ箇所がメーター本体でない場合、この管理区分を意識しましょう。
どちら側の配管からの漏水かをご自身で判断するのが難しい場合も多いでしょう。状況に応じて、まずは水道局に連絡するか、信頼できる指定給水装置工事事業者に点検を依頼することをおすすめします。
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✍️ 水道メーターからの水漏れ発見!今すぐできる応急処置と対処法
ご自宅の水道メーターで水漏れを確認したら、まずは落ち着いて対処することが大切です。被害を最小限に抑え、また水道料金の無駄を少しでも減らすために、できるだけ迅速に応急処置を行いましょう。
ここでは、ご自身でできる可能性のある応急処置の手順と、本格的な修理に向けてどのようなステップで進めればよいのかを具体的に解説していきます。安全を第一に、無理のない範囲で対応しましょう。
✅ Step 1: メーター横の止水栓(元栓)を閉める【最重要】
宅内全体の水漏れを止めるために最も確実で重要な応急処置は、水道メーターのすぐ横(通常は宅地側)に設置されている「止水栓(元栓)」を閉めることです。
この止水栓は、多くの場合ハンドル式またはレバー式になっています。ハンドル式の場合は、時計回りに回すと閉まります。レバー式の場合は、水の流れに対して直角になるように倒すと閉まります。
注意点として、止水栓を閉めると家全体の水道が止まります。トイレを含め、全ての水が使用できなくなることを覚えておきましょう。また、長年動かしていない止水栓は固着していることがあります。
無理に力を加えると破損する恐れがあるため、慎重に操作してください。もし止水栓の場所が分からない場合や、固くて閉められない場合は、無理をせずに速やかに専門業者に連絡しましょう。
✅ Step 2: 水漏れ箇所が特定できている場合の応急処置
もし水道メーター横の止水栓(元栓)を閉める前に、水漏れしている具体的な箇所が特定できているのであれば、その部分だけ水の供給を止めるか、被害を軽減するための処置を試みることができます。
例えば、蛇口本体から水が漏れている場合は、その蛇口の根元付近にある専用の止水栓(多くはマイナスドライバーで回せるタイプ)があれば、それを閉めることで一時的に水を止められます。
専用の止水栓がない場合や、配管の途中から水が漏れている場合は、漏れている箇所にタオルやビニールテープをしっかりと巻き付けることで、水の飛散を抑えられます。同時にバケツなどで水を受けるようにしましょう。これらはあくまで一時的な措置です。
✅ Step 3: 自分で修理(DIY)できるケースと注意点
蛇口の内部にあるパッキンの交換など、比較的簡単な水漏れ修理であれば、DIY(日曜大工)に慣れている方ならご自身で対応可能な場合もあります。ホームセンターなどで部品も手に入りやすいです。
DIYで対応できる可能性のある修理の例としては、蛇口のコマパッキンやOリングといった消耗品の交換が挙げられます。必要な工具はウォーターポンププライヤーやモンキーレンチ、そして交換用の新しいパッキンです。
作業を行う際の最も重要な注意点は、必ず事前に水道メーター横の止水栓(元栓)をしっかりと閉めることです。これを怠ると、作業中に水が噴き出して大変なことになる可能性があります。
また、交換する部品のサイズや種類を間違えないように注意しましょう。締め付けが緩すぎても強すぎても、新たな水漏れの原因となります。少しでも作業に不安を感じる場合は、無理せず専門業者に依頼するのが賢明です。
▼ DIY修理で失敗しないためのポイント
ご自身で水漏れ修理に挑戦する際には、いくつかのポイントを押さえておくと失敗のリスクを減らせます。まず、修理したい箇所の型番などを正確に調べ、正しい手順や必要な部品を事前にしっかりと確認しましょう。
インターネットの動画サイトなども参考になりますが、情報の信頼性には注意が必要です。次に、ホームセンターやインターネット通販で、適合する部品を間違いなく準備します。特にパッキンなどはサイズが微妙に違うものが多いので気をつけましょう。
作業は時間に余裕がある時に行い、焦りは禁物です。分解する前にスマートフォンのカメラで元の状態を撮影しておくと、後で組み立てる際に非常に役立ちます。そして何よりも、少しでも難しいと感じたり、作業中に部品を破損したりした場合は、すぐに作業を中止し、専門業者に相談しましょう。無理は禁物です。
✅ Step 4: 専門業者に修理を依頼する
次のような状況に当てはまる場合は、ご自身で無理に対処しようとせず、速やかに信頼できる水道修理の専門業者に連絡して、点検や修理を依頼することをおすすめします。
- 水漏れの原因や具体的な箇所がどうしても特定できない場合。
- 水道メーター横の止水栓(元栓)が見つからない、または固くて閉められない、あるいは閉めても水漏れが完全に止まらない場合。
- 壁の中や床下など、目視で確認できない隠れた場所からの水漏れが強く疑われる場合。
- 水道管の亀裂や破裂など、明らかに被害が大きいと思われる場合。
- (水道メーター本体やメーターより道路側の配管からの水漏れの場合は、まず管轄の水道局へ連絡しましょう。)
- ご自身で修理作業を行う自信がない、または作業に必要な時間がない場合。
専門業者を選ぶ際には、水道局指定給水装置工事事業者(通称:指定業者)であるかを確認するのが一つの目安です。また、複数の業者から見積もりを取り、料金体系や作業内容を比較検討することも大切です。
見積もり無料、出張費無料の業者を選び、作業開始前に必ず料金や作業内容について明確な説明を求めましょう。最近ではインターネットで口コミや評判も調べられますが、情報を鵜呑みにせず参考程度に留めるのが良いでしょう。
(参考:お住まいの地域の水道局公式サイトで、指定給水装置工事事業者の一覧が公開されている場合があります。)
✍️ 気になる費用は?水道メーター周りの水漏れ修理料金と責任範囲
水道メーター周りで水漏れが発生した場合、修理にどれくらいの費用がかかるのかは、多くの方が最も気になる点の一つでしょう。修理費用は、水漏れの箇所やその状況、そして依頼する専門業者によって大きく変動します。
また、どこまでの範囲の修理が自己負担となるのか、その責任範囲を正しく理解しておくことも、後々のトラブルを避けるためには非常に重要です。ここでは、費用の目安と責任区分について解説します。
✅ 水道メーター周りの修理費用の目安
ここでご紹介する修理費用は、あくまで一般的な目安であり、実際の料金は個々の状況や業者によって異なります。必ず事前に複数の業者から見積もりを取り、内容を比較検討してください。
例えば、蛇口のパッキン交換といった比較的簡単な作業であれば、約8,000円
から15,000円
程度が相場とされています。蛇口本体を交換する場合は、部品代にもよりますが約15,000円
から30,000円
程度が目安です。
給水管の一部分を修理・交換する場合(配管が露出している箇所)は、約20,000円
から50,000円
程度。壁の中や床下の配管修理となると、壁や床の解体・復旧作業も伴うため、50,000円
以上かかることも珍しくありません。
これらに加えて、業者によっては深夜・早朝の割増料金や、遠方の場合の出張費が別途加算されることもありますので、見積もり時にしっかりと確認しましょう。
水漏れ箇所 | 修理費用の目安(部品代別途の場合あり) | 備考 |
---|---|---|
蛇口のパッキン交換 | 約8,000円 ~ 15,000円 | 比較的軽微な作業 |
蛇口本体の交換 | 約15,000円 ~ 30,000円 | 蛇口の種類による |
トイレタンク内部品修理・交換 | 約10,000円 ~ 25,000円 | ボールタップ、フロートバルブ等 |
給水管・給湯管の修理(露出部) | 約20,000円 ~ 50,000円 | 漏水箇所・範囲による |
給水管・給湯管の修理(壁内・床下) | 約50,000円 ~ | 解体・復旧費用が別途発生 |
✅ 責任範囲と費用負担の基本
水道メーター周りの水漏れにおける修理費用の負担者は、水漏れが発生した箇所が誰の管理区分にあるかによって決まります。基本的な考え方は以下の通りです。
まず、水道メーター本体が自然故障(経年劣化など)によって水漏れした場合は、前述の通り水道局の管轄となるため、修理費用は水道局が負担します。お客様の費用負担はありません。
次に、水道メーターよりも宅地側、つまりご自宅の蛇口やトイレ、給湯器、あるいは家の中を通っている給水管や給湯管などからの水漏れは、建物の所有者または使用者の管理区分となり、修理費用は自己負担となります。
そして、水道メーターよりも道路側(水道本管側)の配管から水漏れしている場合は、これも水道局の管轄となるため、修理費用は水道局負担です。この区分けをしっかり理解しておきましょう。
賃貸物件にお住まいの場合は、少し状況が異なります。蛇口のパッキン交換のような日常的な使用に伴う消耗品の交換は入居者負担、給水管の老朽化など建物の設備自体に関わる修理は大家さんや管理会社の負担となるのが一般的です。
ただし、これは賃貸契約の内容によって異なる場合があるため、必ずまずは大家さんや管理会社に連絡し、状況を説明して指示を仰ぐようにしてください。勝手に業者を手配すると、費用負担でトラブルになる可能性があります。
✅ 水道料金の減免制度について
もし水漏れによって、普段よりも水道料金が著しく高額になってしまった場合、一定の条件を満たせば、その超過分の一部が減免(減額)される制度が各自治体の水道局に設けられています。
この減免制度の対象となるのは、例えば地下や壁の中、床下など、通常の使用状況では発見が困難な場所からの漏水で、かつ使用者(居住者)に過失がないと認められる場合などです。
手続きとしては、まず管轄の水道局に速やかに相談し、減免制度の対象となるか、申請方法や必要書類(指定業者が発行する「漏水修理証明書」などが必要な場合が多い)を確認します。
減免が認められるかどうか、また減免される金額は、最終的には水道局の判断によりますが、諦めずにまずは相談してみることが大切です。修理が完了したら、すぐに手続きを進めましょう。
(参考:お住まいの地域の水道局公式サイトで、漏水による水道料金の減免制度についてご確認ください。)
✍️ 再発防止のために!水道メーター周りの水漏れ予防策
一度、水道メーター周りや宅内で水漏れトラブルを経験すると、「もう二度と起きてほしくない」と切に願うものです。完全に水漏れを防ぐことは難しいかもしれませんが、日頃からできる簡単なチェックやメンテナンスを心がけることで、そのリスクを軽減することは可能です。
ここでは、水漏れの再発防止に役立ついくつかの予防策をご紹介します。少しの心がけで、安心して水を使える環境を維持しましょう。
✅ 定期的な水道メーターのチェック
最も基本的な予防策は、月に一度など、定期的にご自宅の水道メーターを確認する習慣をつけることです。全ての蛇口を閉めた状態でパイロットが回転していないか、前回ご紹介した手順でチェックしましょう。
また、毎月届く「水道ご使用量のお知らせ」(検針票)にも目を通し、前月や前年同月と比較して使用量に大きな変動がないかを確認することも大切です。急な使用量の増加は、目に見えない場所での水漏れのサインかもしれません。
✅ 蛇口や水回り設備の点検
キッチン、浴室、洗面所などの蛇口のハンドルやスパウト(水の出口)の付け根から、水がポタポタと垂れていたり、滲んでいたりしないか、日頃から意識して見てみましょう。
トイレのタンク内で、水を流していないのにチョロチョロと水の音がし続けていないかもチェックポイントです。また、給湯器や洗濯機の給水ホース接続部に緩みがないか、周辺が不自然に濡れていないかなども、定期的に点検すると良いでしょう。
✅ 配管の凍結対策(寒冷地・冬季)
特に気温が氷点下になることが多い寒冷地や、冬場においては、屋外にむき出しになっている水道管や蛇口の凍結対策が不可欠です。水道管が凍結すると、内部の水が膨張して管が破裂し、大規模な水漏れを引き起こす原因となります。
対策としては、市販の保温材(保温チューブやテープ)を水道管や蛇口に巻き付けたり、電熱式の凍結防止ヒーターを取り付けたりする方法があります。また、ごく少量の水を出しっぱなしにしておくことで凍結を防ぐ方法もありますが、水道料金には注意が必要です。
▼ 長期間家を空ける際の注意点
旅行や帰省などで数日以上家を留守にする場合は、可能であれば水道メーターの横にある止水栓(元栓)を閉めておくことをお勧めします。これにより、万が一、留守中に水漏れが発生したとしても、被害を最小限に食い止めることができます。
ただし、給湯器の種類によっては、長期間電源を切ったり元栓を閉めたりすると、内部の設定がリセットされたり、凍結予防運転機能が働かなくなったりする場合があります。必ずご自宅の給湯器の取扱説明書を確認し、適切な対応をしてください。また、マンションなどの集合住宅では、規約で元栓を閉める際のルールが定められている場合もあるので確認が必要です。
✅ 水道設備の耐用年数を意識する
ご家庭で使用されている給水管や給湯器、蛇口、トイレなどの水回り設備には、それぞれおおよその耐用年数(寿命)があります。例えば、一般的な給水管の耐用年数は15年
から20年
程度、給湯器は10年
から15年
程度と言われています。
特に築年数が経過している建物では、これらの設備が経年劣化し、水漏れのリスクが高まっている可能性があります。定期的な専門業者による点検を受けたり、リフォームのタイミングで古い設備を一新したりすることも、長期的な水漏れ予防に繋がります。
✍️ FAQ:水道メーターの水漏れに関するよくある質問
ここでは、水道メーターや宅内での水漏れに関して、多くの方が疑問に思われる点や、よく寄せられる質問とその回答をQ&A形式でまとめました。いざという時の参考にしてください。
✅ Q1. 水道メーターのパイロットが少しだけ動いているのは異常?
A1. はい、ご家庭の蛇口をすべて閉めているにもかかわらず、水道メーターのパイロット(銀色の星型の部品や赤い針など)が少しでも回転している場合は、どこかで水漏れが起きている可能性が非常に高いと考えられます。
たとえ微量な漏水であっても、放置すると水道料金が余計にかかるだけでなく、建物の基礎部分や壁内部を傷める原因にもなりかねません。早期に原因を特定し、適切な対処をすることが重要です。
✅ Q2. 水道局から「漏水の可能性があります」と連絡が来た。どうすればいい?
A2. まずは慌てずに、この記事でご紹介した手順に従って、ご自身で水道メーターのパイロットが実際に回転しているかどうかを確認してみてください。もし回転が確認された場合は、水道局の指示に従いましょう。
水道局が指定する修繕事業者(指定給水装置工事事業者)に点検や修理を依頼する必要があるかもしれません。水道局は定期的な検針やデータ分析を通じて、各家庭の漏水の可能性を検知してくれることがあります。
✅ Q3. アパート・マンションで水漏れを発見した場合、誰に連絡すればいい?
A3. アパートやマンションなどの集合住宅で水漏れを発見した場合は、まず最初に大家さんや管理会社、またはマンションの管理組合に連絡して状況を説明し、指示を仰いでください。
水漏れ箇所が共用部分(建物全体の配管など)なのか、それとも専有部分(ご自身の室内)なのかによって、責任の所在や対応方法が異なります。自己判断で業者を手配する前に、必ず管理者に相談することがトラブル回避のポイントです。
✅ Q4. 修理業者を呼んだら、高額な請求をされないか不安です…
A4. 水道修理業者との間で料金トラブルを避けるためには、いくつかの注意点があります。まず、必ず作業を依頼する前に、見積もりを複数の業者から取ることをお勧めします(相見積もり)。
その際、出張費や点検費、キャンセル料の有無、作業内容と料金の内訳などを詳細に確認しましょう。見積もり内容に納得できない場合は、契約しない勇気も必要です。国民生活センターなどでも、悪質な業者に関する情報提供や相談受付を行っていますので、参考にしてください。
(参考:独立行政法人国民生活センター公式サイト `https://www.kokusen.go.jp/`)
✍️ まとめ:水道メーターの水漏れ対応で大切なこと
水道メーターからの水漏れは、どのご家庭でも突然起こりうる身近なトラブルの一つです。しかし、この記事でご紹介したように、まずは落ち着いて状況を確認し、適切な手順で対処すれば、被害を最小限に食い止めることができます。
水漏れの確認方法から、考えられる原因、ご自身でできる応急処置、そして専門業者に依頼する際のポイントや費用の目安、さらには予防策まで、ご理解いただけたでしょうか。これらの情報が、皆さまの不安を少しでも和らげ、いざという時のお役に立てれば幸いです。
参考文献
- 独立行政法人国民生活センター. “悪質な「水回り修理」にご注意!-「点検だけ」のはずが思いも寄らない高額請求に-”. https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20210715_1.html (参照日: 2024-XX-XX)
- 朝日新聞デジタル. (2020年9月14日). “トイレつまり広告に注意 水道修理「10万円」請求の相談相次ぐ”. https://www.asahi.com/articles/ASN9G62W3N9GOIPE00N.html (参照日: 2024-XX-XX)
- (お住まいの地域の水道局名). “水道メーターの確認と漏水について”. (例:横浜市水道局 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/suido/user/rousui/) (参照日: 2024-XX-XX)
- (お住まいの地域の水道局名). “水道料金等の減免制度について”. (例:東京都水道局 https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/ryokin/genmen.html) (参照日: 2024-XX-XX)
※上記リンク先の情報は、閲覧時期によって内容が変更されている場合があります。ご了承ください。参照日は、この記事の最終更新日または執筆時点の日付を想定しています。
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